Friday, April 11, 2014

バイヤー

20年前、ロスで車の買い付けを始めた頃はほとんどのバイヤーはまだ携帯電話を持っておらず、トーマスガイドの地図とページャーと公衆電話から電話をかける為に使う25セント硬貨をたくさん持ち歩いて動いてました。 毎週木曜日になるとセブンイレブンなどのコンビニエンスストアで リサイクラーやオートトレーダーという車の売買雑誌を買って車を探しをしていました。 ツワモノバイヤーになると雑誌が発行される早朝に出版会社に直接出向き、その場で売主に電話をかけまくり現場に直行という感じで 一日に4,5台は見てましたね。 その頃運転してた距離は半端じゃなかったです。 トラックの長距離運ちゃんなみでした。 
今だから言いますが、私が当時やってたシークレットな仕入 れ方法は、図書館においてある他州の新聞掲載の車売買広告を見て買ってたので競合する同業者もおらずお宝の山がほんとたくさんありました。 $3000で売りにでてる15wや23wバスの極上オリジナル車を値引き交渉する余裕まであったのですから笑っちゃいますね。
写真はデジカメなんてないので、わざわざ現像するかフイルムをそのまま日 本に送ってましたので日本で車を確認できるのが約5日後。 パーツもネットで簡単に買えないのでとにかく思いつくワーゲンのイベントは片っ端から参加して仕入れルートを作ってました。ポモナは日曜日に行くのではなく土曜日の夜からがお約束。あの頃はオクトミートはまだ無く、SOTOミート(97年~2000年)でした。 北はワシントン州のド田舎にある町にあるイベントから南は国境越えてメキシコ。 東はバージニア州まで。 大変でしたけど、あの頃は自分も一日中ワーゲンの事しか考えてなかったので仕事というよりは毎日が楽しくて仕方がなかったです。 いや~、それにしてもここまで変わるとは思ってなかったです。 今から更に20年後, 私を含めこれを読んでる人は何をしてるんでしょうか(笑).

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