
このバスはもともと私の弟がインディアナ州で学生をしてた頃にジャンクヤードから$300で引っ張ってきたバスなんです。


彼にとっては初めてのバスだったので分からない事ばかりです。 希少なボデーモールはペイントするのに邪魔くさいという事でグルグル巻きにして ゴミ箱に捨てミドルシートは重くて捨てるのが大変だったそうです。 塗装なんてしたこと無いしネットで調べる事もできる時代ではないので自分なりに調べて工具をレレンタルして取りあえず薄利作業。 薄利作業も塗装も全てバンパーやガラスをつけたままっていうのがいいですね。

で、こんな感じに仕上がったんです。 ど素人の割りには出来すぎる仕上がりです。 ここからこのバスとのJORNEYが始まるわけです。

弟がインディアナ州の大学からワシントン州の大学への編入が決まりバスの買い手を探してたのですが、結局私がインディアナ州に飛行機で飛び運転してウエストコーストまで一緒に持ってくることになりました。 ジャンクヤードから持ってきてエンジンがかかるようにしてから一度もメカニックにみせてもらった事がなくインディアナ州を出発してからの4000キロの道のりはまさしくJOURNEYでした(笑)。エンジンは最初は大丈夫かっていうような音がでてたのですが走る事にどんどん調子が良くなっていったのは良かったのですが、ブレーキや電気類は全て途中で駄目になり小さな田舎町のパーツ屋でパーツを取り寄せ駐車場で修理してから出発っていうのを数回繰り返しました。




ワシントン州に無事到着。 シアトルのダウンタウンとスペースニードルにて。


ワシントン州に弟を送り届け、私はそのままカリフォルニアに戻り、城山君にバスを譲渡した後は、彼の手により更に磨きがかかりました(笑)。 エンジンやメカは彼の手によりリビルトされ外装はアミーゴ達によるプロフェッショナル?なリペイントがされました。 その後このバスは城山君の運転でワシントン州に戻り色々なイベントやキャンプに連れてってもらったようです。 今このバスがどこにあるかというと、新しいオーナーの元で日本を走ってるようです。 インディアナ州の小さな町のジャンクヤードから何州もまたぎ、海を渡り今は元気に日本の街を走ってるって凄いですね。 何時も書いてるのですが、古い車は全て乗ってきた人の思い出やドラマが詰まってるんです。そういうのが少しでも分かってくると面白いですね。 なので車を購入する際にはただ買うのではなくどういう経歴があるのが分かってると見方も全然ちがってくると思いますよ。 他にもタイプ1やタイプ3のアメリカでのジャーニーがたくさんありますので時間がある時にでもたまに紹介していきたいと思います(笑)

No comments:
Post a Comment